2013年07月28日

昭和少年70'S  中城健雄 著

Img_20130726_0001_2一昨日(7月26日)、道友社・おやさと書店・三島店で著者のサイン入り御本を購入してから、一気に読ませて頂きました。

昭和13年生まれの著者の不思議な人生を面白可笑しく描かれていました。

A5版×4頁の随筆を5年間にわたって59編に纏められていて、とても読みやすかったです。 時には涙を浮かべながら・・・。

特に、No.19番目の 「父に会いにゆく」 は、印象に残りましたので転記しておきます。

父に会いにゆく

幼いころ、弟たちは母と一緒に寝ていたが、長男の私だけは父と一緒だった。父の伸びた髭が頬に痛かったが、タバコの匂いは好きだった。

そんな父が毎夜、寝物語に聞かせてくれる賤ヶ岳の七本鎗や曲垣平九郎の寛永三馬術などの講談話は何よりの楽しみだった。私は大の“父親っ子”であった。

昭和18年、5歳のころだった。当時、私たち家族は大阪市内に住んでいた。その年、高知の祖母が入院し、父は看病のため長期休暇を取って高知へ帰った。

父の留守が続いた。私は寂しくて、無性に父に会いたくなった。そこで、父に会いにゆくことにした。 ある日、幼稚園から帰った私は、掃除で忙しくしている母に「お父さんに会いにゆく」と言って家を出た。

日ごろから、いたずらで大人の後について改札口をすり抜け、隣町へ行ったりしていたし、オオサカ、オカヤマ、ウノ、ウコウレンラクセン、ドサンセン、コウチと、大阪ー高知間を何度も往来したりしていたので、駅名や路線名を順序よく覚えていた。

しかし、大阪駅では迷いに迷って途方に暮れた。泣きたかったが、泣いたら迷子として保護されるので我慢した。偶然、土佐弁を話している人がいたので、その人にくっついて汽車に乗り込んだ。車内放送で岡山の駅名が聞こえたので、ホッとした。

宇野から宇高連絡船で四国に着いた。日が暮れて心細くなり、喉は渇くし、お腹はペコペコ。暗い夜汽車の中で一人ぼっちだった。

土讃線では、人の好さそうなツルツル頭のおじいさんの横に座った。おじいさんはいろいろ話しかけてくるのだが、私はだんまりだった。あまりの空腹で声が出なかったのだ。 そのとき、おじいさんが大きなおにぎりを差し出した。私は飛びつくようにしてかぶりついた。具は塩昆布で、なんとも言えずおいしかった。また涙が出そうになったが、こらえた。

眠らないつもりでいたが、緊張から来る疲れと満腹感で不覚にも寝てしまい、終点の高知駅でおじいさんに起こされた。

駅長室では、駅長さんから優しく身元を尋ねられたが、この冒険は失敗に終わり、もう父に会えないと絶望していた私は、貝になっていた。 そこへ父が飛び込んできて、私を抱き上げた。私は泣いた。我慢が破れて泣いた。いろいろなことを父にぶつけて号泣した。

その二年後の昭和20年6月26日、父は兵庫県伊丹市の空襲で亡くなったのだが、不思議なことに涙を流した覚えがない。あまりの哀しみに、本能的に父のことを心の奥底に封印したのだろう。

その封印が解けたのか、71歳になった私は、39歳で亡くなった父のことを恋しく思い、少し泣いた。

posted by osamu ちゃん at 15:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画・テレビ・本 鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月27日

2013年7月 天理・月次祭参拝

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003昨日(7月26日)は本部7月月次祭に参拝。 西礼拝殿の海外参拝者椅子席の横が丁度空いて居ましたので其処にて。 

神殿講話は浜田道仁 本部員。 ハワイ伝道庁に12年赴任されていた由。 ワイキキでの45分コースの「神名流し」のお話など印象に残りました。 ハワイ伝道庁も来年で60周年を迎えるようです。 その後、教祖殿・北礼拝殿を撮影。009
Img_20130727_0001_2昼食は本年1月以来の「うどん屋」へ。 そこで修養科時代に知り合った北九州市 I 会長さんと一緒に。 昨朝、
フェリーで大阪南港5時半着で参拝、16時50分にはまたそれに乗って帰路との事、誠にご苦労様です。 食事後、中城健雄さんのトークショー・サイン会(写真・上)が道友社おやさと書店三島店で有ったので、一緒に参加。

中城健雄さん、私は初めて知ったのですが、漫画家を志して上京、永島慎二氏らと「むさしのプロ」結成し、手塚治虫氏に師事。昭和33年『ロボット狂時代(冒険王)』でデビュー。昭和47年『ボディガード牙(週刊サンケイ)』・『泣き虫とうちゃん(少年キング)』などで人気を博した模様。 平成2年に森高分教会の4代目会長に就任されているとの事。 この教会はずっと世襲制では無い模様で異色の存在と感じました。

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Ts_2013072620_007月26日~8月4日まで 「こどもおぢばがえり」 で本日もおぢばは大いに賑わっていることでしょう。

毎日、暑い日が続くことでしょうが、皆様お元気でお過ごし下さいませ。